選択の瞬間(とき) 本当に雑記
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”もし”はない?


そうだ、もしなんて、仮想の話ほどくだらないものは、ない。

もし、あいつと同じ力があったら。

もし、あのときこうしていたら。

もし、別の生き方を選んでいたら・・・くだらない。

百万回唱えても、何一つかわらない


『バッテリーⅣ』あさのあつこ著

中学入試の問題に使用されることで"重松 清”と並んで有名な作家、"あさのあつこ"の代表作からの引用である。

これに似た題材の物語による出題は大抵、

人生には「もし」はない。どんなに後悔し、やり直しを望んでも、時間はもどらないから、今行う選択が将来を決定するのだから、今をどう生きるかが大切だ、ということを読み取らせたいのだろう。

私自身は中学受験の経験はないが、高校、大学受験を思い浮かべるとやっぱり、"入試によくでる作家"ということはあるように思う。高校受験や大学受験なので比較はできないが、"小林秀雄"や"柳田国男"(柳田邦夫とは別人)を読み漁った記憶がある。『中学入試-国語問題保管庫』(運営主体が関西らしく中学校に偏よりはあるが)なるサイトで見てみると、なるほどあるのかもしれない。(当家には"中学受験本”なるものは何一つないのでいつも人づてで、家内は「今頃そんなこといってるの」とか「そんなことも知らないの」といわれているらしい)

主人公の少年や少女が成長過程で出くわす心の有り様に強いメッセージを感じる作品が多いのは頷ける。あとは、国語だけに"言葉(ことば)"を扱ったものも目立つが。


あさのあつこの引用に戻るが、
やはり11~12才の彼らは圧倒的に人生という経験に乏しい。
だから、こうした物語で擬似体験することも難しいのだろうなと考えたりする。
でも、こうしたことは本当は彼等の日常にいつでも起こっているように思う。ただ小説のような主人公と対峙する脇役がいないのだろうなって思う。
このごろは、親子や家族といった血のつながりはあっても、言葉や気持ちで繫がった"家庭"というものがなくなってしまったからこういう物語自体が求められ、また入試でも頻出するのかもしれない。なにせ、子供は塾や習い事に通い、父親は毎日仕事で遅い帰りで、一日の内で家族全員そろう時間などほんの僅かである。せっかく学校も会社も休みの日は、家族そろってお出かけか、家族がそれぞれの部屋で趣味に興じる。顔をあわせても薄っぺらな会話ばかり。
こうしたことがいじめや凶悪犯罪の低年齢化と大きく関係していることを指摘する社会学者や心理学者は多い。

私の子供の頃は、音楽を聴くのもテレビを見るのも食事をするのも好き勝手にはできなかった。今では、ipotに、各部屋にある薄型テレビや好きなときに見れる録画機器、おまけに携帯でもテレビが見れる。確かに便利で個の欲望や探究心や興味は満たされることは悪くは無し、今更時間を戻すことができない以上、一緒に過ごす短い時間をどう過ごすかは重要なのだろうな。

我が家はどうか。
幸いにも、狭い我が家は物理的には問題が無い(トホホ)
だけれど「今日はどうしたこうした」という会話が多く、なにかが足りないように思う。
家族はそれぞれが場面場面で主役と脇役を演じ合わなければならないのに。

本当にとりとめがないのでこのへんで止めておく。
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「人生にもしはない」



確かに、時間軸の上に立って「もしも」を考えると、過去に向かった「もしも」は凡そ無意味かもしれない。しかし、引用の台詞[せりふ]が未来に向かったものであれば、とても意味のあるものになる。

「もし、あいつと同じ力があったら、私は○○できる。(したい)ならば、どうしたらあいつと同じ力をえられるのだろう。きっと□□をすればあいつと同じ、いや、もっと△△したら、それ以上の力を・・・・・」



「もし、あのときこうしていたら○○ができたのだから、次は□□しよう。」

「いまから別の生き方をしてみよう。」



結局、

過去から何を学び、未来の目標を定め現在とのギャップをしっかり見定め、その目標に向けてすべきことをどのように具体的な行動(方法)を選択するか

という、誰もが解りきっていることなのである。
こうしたことが言葉を変えて、偉人達が残した名言はたくさんあるのは、やはり、「わかっているけど、やめられない」とも似た、人の意志の弱さを表しているのだろう。



稲盛和夫
(京セラ名誉会長・KDDI設立者・現KDDI最高顧問)の2つの言葉

「強くて美しい精神状態で思い続けるということが、
新しい計画を成功に導く」


「新しく、価値あることを成し遂げようとする人は、
自分の力を現在のレベルと未来のレベルの両方から見ることができなければなりません」




長岡半太郎
(日本を代表する原子物理学者)の言葉


「何々になろう」とする者は多いが、
「何々をしよう」とする者は少ない。




アンドリュー・カーネーギー
(アメリカの鉄鋼王・ナポレオンヒルプログラムの発注者でも有名)の言葉


「成功にはなんのトリックもない。私はただ、いつも自分に与えられた仕事に全力を尽くしてきただけだ」







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